1. 硬膜外麻酔 背中から細いチューブを硬膜外腔という部分に挿入してそこから麻酔薬を注入して痛みを和らげます。 チューブを挿入するため原則的に計画分娩となります。 2. 笑気ガス麻酔 陣痛がついてから痛みを和らげる注射(筋肉注射)をして、歯科の治療などで使う笑気ガスという麻酔ガスを吸って痛みを和らげます。 基本的には自然に陣痛が来るのを待ちます。
どちらの麻酔を選択されても、意識はありますのでお産をした実感はお持ちいただけます。 痛みを和らげる力は硬膜外麻酔のほうが強くなります。
3. 子宮の出口を開くための準備の処置をします。 陣痛がついただけでは、お産が進むのに時間がかかってしまう場合もあります。早くお産が進むためには子宮の出口が開きやすくやわらかくなっていることが必要です。そのための準備です。
硬膜外麻酔の問題点 ◆ 神経の走行に個人差もあり、部分的に痛みが残ったり、片側しか効かなかったりする場合があります。 ◆痛みの神経と運動神経は近い位置にあるため、運動神経も一緒に麻痺してしまう場合があります。普通に歩けるつもりで歩いてしまうと力が入らず転倒してしまう可能性があります。 ◆脊椎の骨折や椎間板ヘルニアの既往がある場合、出血しやすい状態にある場合この方法は選択できない場合があります。 ◆合併症としてはチューブ挿入部からの感染、脊髄神経を傷つけてしまう場合や、脊髄周囲の血管を傷つけてしまい血のたまりを作ってしまうことなどがあります。基本的には硬膜外麻酔の経験豊富な医師が挿入するため、そのような危険性はほとんどありません。